観光産業ニュース「トラベルボイス」に、2017年の東北6県の夏祭りにおける来訪者数についての記事が掲載されています。
記事内では、東北に4支店を構える日本銀行による集計を紹介。
2017年の東北の夏祭りは、2011年の大震災移行少しづつ回復しつつも、いまだ震災前の水準までは回復していないとされています。
2017年の来訪者数は1549万人で、2016年の実績(1541万人)をわずかに上回った。
東日本大震災以降持ち直しているものの、震災直前の2010年の水準(1597万人)にはいまだ届かない状況だ。
しかし2017年の特徴として、八戸三社大祭など、「日本の山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録された夏祭りについては、来訪者数がかなり増加し好調だったということです。
2017年の特徴として、2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「日本の山・鉾・屋台行事」に含まれる祭り5種類については、旅行ツアーに組み込む旅行代理店の増加や東北以外に関東・関西県の観光客からの問い合わせの急増が見られた。
特に、青森「八戸三社大祭」、秋田「花輪ばやし」「土崎みなとまつり」では増加率が多く、前年比2~3割増となる好調ぶりをみせた。
また多くの祭りで有料観覧席は完売し、ネスコ無形文化遺産に登録された祭りの開催地では、周辺施設の稼働率も上昇したとのことです。